東京都の子ども医療費助成(マル乳・マル子・マル青)を解説

この記事について

東京都の「マル乳」「マル子」「マル青」は、子どもの保険診療の自己負担を助成する制度です。3制度の所得制限は2025年10月に撤廃されています。ただし、住所・年齢・医療保険加入などの条件や申請があり、医療費のすべてが無料になる制度ではありません。

公式確認日: 2026年10月5日。東京都の2026年度資料と現行制度ページ、本文に挙げる自治体の案内を照合しました。自治体独自の助成を都内全域に当てはめることはできません。

対象年齢の目安

呼称対象となる年齢の区分
マル乳6歳に達する日以後の最初の3月31日まで(就学前)
マル子6歳に達する日の翌日以後の最初の4月1日から、15歳に達する日以後の最初の3月31日まで(小中学生の年代)
マル青15歳に達する日の翌日以後の最初の4月1日から、18歳に達する日以後の最初の3月31日まで(高校生世代)

マル青は2023年4月に始まりました。高校等に在学しているかどうかは問いません。住所要件の詳細、医療保険未加入・生活保護受給・施設入所などの対象外条件や例外は、お住まいの区市町村で確認してください。

所得制限は撤廃、助成内容には自治体差があります

東京都の2026年度の案内は、マル乳・マル子・マル青を所得制限なしとしています。旧年度の所得限度額を使って対象外と判断しないでください。申請者を「保護者のうち所得が多い方」とする自治体の案内は、受給の所得上限とは別の手続き上の指定です。

一方、通院時の窓口負担や入院時の食事代などには、自治体独自の助成の違いがあります。

この2市の例を、他の区市町村や別の年齢区分に流用しないでください。所得制限がないことと、窓口負担がないことは別です。

助成の対象と対象外

対象の中心は、健康保険が適用される診療・薬剤費などの自己負担です。健康診断、予防接種、差額ベッド代など保険外の費用は原則対象になりません。入院時の食事療養標準負担額は東京都の基本的な案内では対象外ですが、自治体独自の助成がある場合があります。

学校管理下のけが等で災害共済給付の対象となる場合、高額療養費・付加給付や他の公費助成に該当する場合などは扱いが異なります。窓口で別の制度との調整を確認してください。

医療証の申請・利用・更新

  1. 出生・転入などの際に、居住する区市町村へ医療証を申請します。必要書類、郵送・オンラインの可否、助成の開始日や申請期限は自治体によって異なります
  2. 受診時は医療証と、マイナ保険証等または資格確認書を提示します。対応する自治体・医療機関では、マイナ保険証による医療証の確認に対応している場合もあります
  3. 都外や制度を取り扱わない医療機関等では、いったん自己負担分を支払い、領収書などを添えて自治体に払い戻しを申請する場合があります
  4. 医療証は毎年10月1日が更新日です。ただし、毎年全員が申請し直すとは限らず、年齢区分を移る年度などは有効期限も異なります。届いた証と自治体の通知を確認してください

申請期限を児童手当など別制度の期限と混同しないでください。例えば小平市の申請案内では、出生と転入で期限の扱いが異なり、不足書類がある場合も仮受付ができると案内しています。書類が揃うのを待つ前に、お住まいの自治体へ相談してください。医療証が届く前に受診した場合も、領収書を保管して精算方法を確認しましょう。

確認する窓口

申請・医療証の更新・払い戻しの窓口は、お住まいの区市町村です。東京都の区市町村担当窓口一覧(2026年4月1日現在)から確認できます。

相談前に、子どもの生年月日、住所・転入日、加入する医療保険、医療証の有無、受診日と領収書を手元に用意すると確認しやすくなります。このページだけで受給資格や払い戻し額は確定できません。

出生・転入に伴う他の手続きを探す方は、東京都の子育て支援制度と申請先のまとめもご覧ください。